動画ファイルはなぜ重くなる? 容量が決まる仕組み
最終更新: 2026年9月14日
「1分しか撮っていないのに200MBもある」ということがよくあります。 これは決して異常ではなく、スマホのカメラが画質を優先する設定になっているためです。 何が容量を決めているのかを知ると、どこを削れば軽くなるかが分かります。
容量を決める3つの要素
1. 解像度(画面の細かさ)
映像は小さな点(ピクセル)の集まりでできています。 解像度が高いほど点の数が多くなり、1コマあたりの情報量が増えます。 最近のスマホは4K(3840×2160)で撮れますが、 これはフルHD(1920×1080)の4倍のピクセル数です。
2. フレームレート(1秒あたりのコマ数)
動画は静止画を連続して見せることで動いて見えます。 1秒間に30枚のコマを使うか60枚使うかで、単純に情報量が変わります。 なめらかさを求めるゲーム配信などでは60fpsが好まれますが、 日常の記録用途では30fpsで十分なことがほとんどです。
3. ビットレート(1秒あたりに使うデータ量)
同じ解像度・フレームレートでも、1秒間にどれだけ細かく映像を記録するかで容量は変わります。 これがビットレートで、動画の容量に最も直接影響する要素です。 容量を小さくする圧縮とは、実質的にこのビットレートを下げる作業のことです。
容量とビットレートの関係
動画の容量は、おおまかに次の式で決まります。
容量 ≈ ビットレート × 長さ
長さが同じなら、ビットレートを半分にすれば容量もほぼ半分になります。 圧縮ツールが行っているのは、目標の容量に収まるように、 このビットレートを逆算して下げる作業です。
画質はどこまで落ちる?
ビットレートを下げすぎると、映像がブロック状に崩れたり、 動きの速い場面で乱れたりします。そのため、 容量を大きく減らす必要があるときは、解像度そのものも一緒に下げるのが効果的です。 小さい画面で表示する分には、解像度を下げても目立ちにくいためです。
実際に20MBを目標にした場合、動画の長さによって収まる解像度の目安は次のとおりです (切り抜いた長さが短いほど、高い解像度を保てます)。
| 切り抜いた長さ | 解像度の目安 |
|---|---|
| 1分 | 1080p |
| 2分 | 720p |
| 3分 | 480p |
| 5分 | 360p |
| 10分 | 240p |
この計算とビットレートの調整を、ブラウザの中で自動で行うツールです。 動画をアップロードする必要はありません。
ディス圧縮を開く →撮影時にできる工夫
圧縮以外にも、撮影の段階で容量を抑える方法があります。
- カメラの設定で解像度・フレームレートを下げる。 多くのスマホは4K/60fpsが初期設定になっていますが、 日常の記録なら フルHD/30fps でも十分なことが多いです。
- 撮影時間を短くする。 長さは容量に直結するため、 必要な場面だけを撮るのも有効です。